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紫イペ(タヒボ)エキス製品の見分け方
★タベブイア・アベラネダエ 紫イペ(別名タヒボ)のエキス原料は一般の方でも見分けが付きやすいので参考にしてください。
この樹の成分はナフトキノン系植物色素の一種で原料の濃縮倍率が高くなるほどエキスの色が濃くなります。
一般消費者の方でも一つの見分け方の参考となり商品購入の判断基準とすることができます。
ただし下記↓
■注意 濃縮倍率が高くなると確かに色は濃くなりますが、重要な成分の含有量は色や味覚だけでは専門家の我々でも殆ど見分けることはできません。
(この為、重要な有用成分の含有量は必ず分析が必要となります。ナスカ社分析最重要事項)
またナスカ社試験から「紫イペ(タヒボ)エキスは濃縮倍率が高すぎると固まりやすく」、錠剤などに加工した紫イペ錠剤型が溶けずに、そのまま固形物として便から排出される可能性があり、体内(小腸)で溶けやすくするには相当量の賦形剤を配合しなければなりません。
(錠剤、エッセンス、顆粒、粉末エキスなどで紫イペ(タヒボ)エキス100%の商品はありえません)
*紫イペ濃縮エキス粉末は8倍濃縮でも数ヶ月経つと固まります。25倍濃縮エキス粉末では数日で石のように固まります。
この為、デキストリン、他などの賦形剤(下記、ふけいざいとはを参照)が通常配合されています。
(ナスカ社3種配合エキス製品は、キャッツクロウ15倍濃縮エキス、カットウァーバ15倍濃縮エキスとの相乗作用と共に、紫イペ15倍濃縮エキスの凝固を防ぐことにも役立っています。)
★健康食品販売業の方、数件からナスカ社にご相談依頼がありましたので掲載致します。(ご了解のもと)
ある紫イペの原料卸会社から見積もりを取ったのですが、この原料の品質、価格でのご相談で教えて頂きたいとのことでした。
紫イペ原料卸会社から相談者(上記・健康食品販売会社)への卸見積もり価格。
紫イペ樹皮1kg = 9000円(卸価格)
紫イペ40倍濃縮エキス1kg=48000円(卸価格)←10kg注文の場合はまだ卸価格が下がるとのこと。
ナスカ社からのお答え、
どの紫イペ原料も実際に分析しなければ品質や価格の判断はできません。
一つの考え方として、
紫イペ原料樹皮卸価格が1kg=9000円で、紫イペ40倍濃縮エキスを1kg作るとすれば「紫イペ樹皮が40kg必要」となります。
樹皮卸価格1kg9000円×40kgの樹皮=樹皮価格だけで360000円。
次に濃縮抽出費用、その他が加算されると、この時点で紫イペ40倍濃縮エキス・卸販売価格が1kg48000円では原料卸会社は売れば売るほど大赤字になるはずです。
あとは御社のお考えでご判断下さい。
(↑上記ナスカ社の■重要サンプル製作を参考にして下さい)
原料輸出側(ブラジル)で意図的に賦系剤で薄められたら、または輸入側(直輸入会社or販売会社)でさらに賦系剤を配合するとすれば、お客様のもとへ届く商品はさらに含有量が低い商品になりかねません。←分析の重要度がお分かりになったでしょうか。
これらの試験、分析、研究から紫イペエキス15倍濃縮以上の濃縮は作用効率が劣る為、
ナスカ社研究開発製法、熱水抽出+エタノール抽出 紫イペ15倍濃縮エキスを使用しております。
■賦形剤(ふけいざい)とは、(デキストリン、デンプン、乳糖、セルロース、他)
原末またはエキス粉末を錠剤やカプセルに加工する過程で添加されるものを賦形剤とよびます。
原末の量や大きさを増やしたり、形を保つため、または水によく溶け、飲みやすくするためには必要なものですが本来必要な成分ではありません。
健康食品を口にする時に本来必要ではないけれど必ず配合されているものが賦形剤です。
・健康食品では通常は10~50%の賦形剤が使用されますが、なかには80%以上が賦形剤ということもよくあります。
・ 医薬品の場合は健康食品よりも賦形剤の率が増え、中には99%が賦形剤という医薬もあります。
デキストリンとは、 賦形剤によく使用されるものの中にデキストリンという物質があります。
デキストリンとは、デンプンから得られる食物繊維の一種で、加水分解により得られ、デンプンとマルトースの中間にあたります。
デキストリンは構成糖がD-グルコースで、古くから食品に利用されて食経験も十分にある極めて安全な食品素材です。
FAO/ WHOにおいては1日摂取許容量の上限値を明確に定める必要がない極めて毒性の低い食品素材として分類されています。
■注意
・濃縮倍率が非常に高く、錠剤型、紫イペを使用している方は一度、新聞紙の上に便をし割り箸などで丹念に潰して確認する。
・錠剤型製品 コップに水を入れ、どれくらいの時間で溶けるか確認する。(コップに強酸性水を使うことも可)
数時間経過しても溶けないものは、体内で溶けずに体外へ排出の可能性。
・錠剤型やエッセンス、→水に溶かして数分で綺麗に溶けるものは賦形剤(デキストリン、他)が相当量配合されています。
・紫イペ、樹皮原料→エキス粉末原料で、基の有用成分含有量が低いものは、いくら濃縮倍率を高めても意味はありません。
■重要
・紫イペエキス、水溶性抽出(熱水抽出)の場合、ナフトキノン類、他の重要な有用成分は、ほんの僅かしか抽出されません。
・紫イペエキス、水溶性抽出商品(熱水抽出)の注意点 → ■ナフトキノン類、グーグル検索リンク、→水に難溶。
・ナフトキノン類、他、指標有用成分の重要な分析は世界でも非常に難しいものですが、ナスカ社は長年の研究により分析可能。 これらの分析に基づき、試験、研究、データ収集、製品開発に役立たせています。
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*錠剤や顆粒・エッセンス、ソフトカプセルに加工されている商品の場合は、見分け方が難しくなりますが参考にして下さい。
1、錠剤や顆粒・エッセンスの場合、他の配合成分等により着色やコーティングされている場合があります。
・見分け方の一つの方法としては、すり鉢と棒で錠剤や顆粒・エッセンスをすりおろしてください。少しは見分けやすくなります。
コーヒーミルなどで粉砕してもよい。
2、ソフトカプセルの場合はカラーカプセルというものがあり、これは着色されています。(カプセルの形状、色は自在)
・精製植物油等を加えて液体としている為、一般の方には見分けは難しく、飲用で試すことも難しいです。
3、ハードカプセルの場合はカプセルを引き離し粉末エキスを取り出して色を見分けてください。
・コップに水を入れ溶かしてみる。それを飲んでみてください。紫イペ(別名タヒボ)特有の「苦味」があるか試すことができます。
他の成分が多く配合されているものは特有の苦味が薄く、またデキストリンが多く配合されているものも苦味が少ないです。
デキストリン自体に若干甘味がありますので苦味が薄くなります。
総体的に紫イペ特有の苦味が薄いものはエキス成分が少ないとみてよいでしょう。
4、エキスの含有量の比較。錠剤(1錠)、エッセンス、顆粒(1包)、カプセル(1カプセル)の全体量ではなく、それぞれの中に何ミリグラムのエキス成分が入っているかです。 例えば300mg×100錠と書かれていてもエキスの倍率や含有量は解りません。
・販売店に自分が必要とする成分(化合物など)がどれだけ含まれているか質問してみることです。
(もしも質問に答えられない販売店様や商品は考慮が必要)
参考
■米国製品ではパウダルコという商品名で販売(1000円前後から)されており、その殆どが樹皮を細かく粉砕し粉末状にしてハードカプセル(60カプセルから100カプセル:樹皮50g前後)に、ただ入れてあるだけのものや、エキス製品(30ドル前後から以上)では4:1濃縮エキスを使用した製品が殆どです。(中南米も同様)